生きてる
俺が住むこの地は宮城県北部のとある市。
そんなこんなで、震度6強の地震食らいました。
普段、地震に全く恐怖を感じない自分でもさすがに今回は少し「死」を意識しました。
ちょうど地震発生時、仕事中、築数十年のえらく古い三階建て倉庫の1階にいたので。
幸い、家族も、俺も無事。自宅も倒壊せず。
こちらの市は沿岸部に比べて被害は少ないものの、建物倒壊、道路陥没多数。
職場、自宅ともに室内は壊滅的な荒れ様。
自宅では、箪笥、本棚等、床に直立状態で立っていた家具類はほぼ全て倒れ、食器、陶器類は三分の二ぐらいは壊れました。
そして、しばしの断水、停電生活を送りました。
電気は復旧まで一週間かかり、よーやく今、こーしてパソコンを使えるようになりました。
停電中はろうそくで生活しました。4日目ぐらいでろうそくが切れ、となりの家から数本頂戴しました。まさか、ろうそくにも困る生活を送るとは夢にも思わなんだ。
電気が復旧した時は嬉しくて少しだけ泣きましたね。
蛍光灯の明かりがまぶしすぎて。
よーやく、家の1階、生活スペース部分の片付けはだいたい完了したので、2階の自分の部屋の復旧作業をしているところ。
しかし、これ、復旧までに10年ぐらいかかるんじゃないか、というぐらいヒドイ状況。
俺の部屋にはだいたい3000枚近くのCD、推定2500冊の書籍、さらに一体何冊あるか数え切れないほどの雑誌がある。毎月欠かさず買っているロッキング・オン、ジャパン、スヌーザー、ムジカの他、クッキーシーン、クロスビート、ミュージックマガジンなどなど。
俺は貧乏性なので、基本、モノをあまり捨てない。
そんなわけで、それら雑誌数年分が本棚なり、本棚上なりに全部揃って(しまって)いるのだ。
本棚の類はほぼ倒れてたので、室内は海になってました。本とCDの。
それら瓦礫の中から救い出したipodが奇跡的に無事だったので、停電中も音楽聴けました。
ちなみに、地震発生の夜、荒れ果てた真っ暗闇の自宅で極寒の中、余震が続く中、そんな極限状況下、眠りにつく際(眠れなかったが)毛布にくるまって、ipodシャッフルで音楽聴いてみた。俺のipodには現在2500曲ぐらい入っている。
こんな状況の中、1曲目にクる曲ってなんだろう、と思ってイントロを待っていたら…。
これまで、何回も聴いた曲のイントロが。。
ビートルズの「ジョンとヨーコのバラード」でした。
サビの部分の歌詞が、これまたその時の状況にジャスト過ぎて…。
キリストさんよ まったく楽じゃないぜ
どんなにツライか想像つくだろ
世の中まったく狂ってるぜ
奴ら この僕(ら)を責め苦しめるつもりだ (対訳 山本安見)
そんなこんなで、地震発生の夜、以降ipodで聴いてたもの、並びに、ここ数日、廃墟化状態のわが部屋を片付けながら聴いてた愛すべき音楽たち。
我ながらかなりバラエティに富んだ聴き方してるな。 AKB48、たむらぱん、フリッパーズ、ジョニ・ミッチェル、ジミヘン、 マニックス、ヴェルヴェッツ、ボブ・ディラン、トクマルシューゴ、 スティーヴィー・ワンダー、スミスウェスタンズ、オカモトズ、 ハイスイノナサ、ステレオポニー、ピロウズ、バニラビーンズ、 斉藤和義、デレク・アンド・ザ・ドミノス、バッドカンパニー… バッドカンパニーなんて、13年ぶりぐらいに聴いたかも。 ○ 読書日記
どんな状況下であろうと、読書習慣を途絶えさせてはいけない、 1ヶ月に最低10冊は本を読むのだ、という自分内ルールのもと、 停電中の夜もろうそくの明かりの下で本を読み切りました。 そんな2冊。 三国志男は非常に面白かった。 村上春樹の本を読むのはほんとにほんとに久しぶり。 ガソリンないし、食料も十分とはいえないし、風呂にも入れないし、 いろいろ難しい事はあるけど、 早く世の中が震災前の状態に戻るのを切に願い、祈る。 |
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