2010年年間ベスト10+α
謹賀新年。
そんなこんなで、毎年発表しております、俺内ミュージックアワード。
2010年、年間ベストアルバム。
の前に。
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三国志(8)(吉川英治歴史時代文庫 40) 著者:吉川 英治 |
読了しました。2010年中に。
漫画、横山三国志を読み始めたのが10月半ば頃だから、2ヶ月半か。
三国志漬けでした。
小説版を読んで、孔明に対する印象が若干変わりました。
孔明はあまりに天才的、超人的すぎて面白くない、だから、あまり好きじゃない。
…と思っていたのですが、劉備なき後の孔明からは我々凡人と同じような悩みとか、組織の上に立って人を使っていくうえでの「しんどさ」が随所に現われていて。
そーいった人間らしいところがたくさん感じられました。
でも、ベタだけど、一番好きなのはやっぱり劉備。
でも、いろいろな三国志のレビューなんかを読むと、劉備ってそれほど人気ないのね。
閑話休題。
では、ランキングに戻りますか。左上から、1位、2位、3位…というランキングです。
えー、こんなカンジでしょうか。
AKB48、Foals、小林太郎、マニックス、ブリリアント・グリーン、KIMONOS、
モーサム・トーンベンダー、andymori、ふくろうず、毛皮のマリーズ。そして次点がスピッツと、のあのわ。
洋楽が2作品のみ。悲しい。
今年は、かつてないほど、洋楽の新譜をあまり聴かなかった1年でした。
まあ、全般的に、音楽をじっくり聴く余裕がなく、「○○しながら音楽を聴く」ことが非常に多く、作品そのものとじっくり向き合えませんでした。
正直、自分のミュージックライフ人生において、生活の中における「音楽」が占める割合が最も低い1年でした。
結局ライヴも年間通して3回しか行かなかったし。これまた最低記録更新。
洋楽の新譜を試聴してみても、どーも、「あ、これ○○に似てる」って感じる事が非常に多くてですね。例えば、「あ、これニューオーダーぽいな」とか。「あ、これなんとなく、アズテックカメラぽいな」とか。
ならば、ニューオーダー聴いてたほうがいいや。
アズテックカメラ聴いてたほうがいいや。
ってな具合で、「ならば本家本元聴いてたほうがいいな」って思っちまうケースが非常に多かった。
で、結局、これ買わんでいいや、ってなってしまう。
でも、軒並みいろんな音楽雑誌で大絶賛されてるアーケイド・ファイアのアルバムとかも聴いたんだけど。イマイチ琴線に触れなかった。
日本の音楽だと、その洋楽の○○っぽいなっていう部分の前に「邦楽ぽさ」とか「日本人ぽさ」とか「現代の日本ぽさ」といった視点を通過してるというか、そーいったろ過装置を経由した後に出来上がってるので、仕上がりがなんか「いびつ」なんですよね。
その「いびつ」さが面白いというか。
過去の洋楽まんまなカンジ、「○○に似てるな」というカンジ、だけじゃなく、いろんな意味で「NIPPON」ろ過装置が働いてる。
今回のベスト10に入れたKIMONOSとかモーサムのアルバムなんかまさにそんなイメージ。無国籍というか、多国籍というか「○○ぽい」という形容がしずらい。そこが面白い。
和洋折衷。とにかくいろんなもんが混じって仕上がりがなんかわけわからんモンになってる。そのわけわからなさ加減が面白い。
これ一体何なの?って繰り返し聴きたくなるカンジ。
FoalsとかマニックスよりAKBのアルバムが上でいいのか?という気もしますが。
でも、聴いた回数が間違いなく1番多かったのが、「神曲たち」だったので。
自分の音楽心に嘘をつくわけにはいかないので。
なぜか、AKB48の曲の方がマニックスの曲より心に響くものがあったということですね。
いいな、と思うものはやっぱりいいんですね。
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