天は自ら助くる者を助く
あの暑さはどこに行った。
昨日、今日と、死ぬほど寒い。何でも11月中旬並みの気温だとか。
しかし勝手なもんよのう、ニンゲン様は。
暑いとか寒いとか、ほしいとかいらんとか、うまいとかまずいとか。
○ 社説 天は自ら助くる者を助く
akb48のじゃんけん選抜の結果を受けて、いろいろ思うところがありまして。
今回、内田眞由美さんというこれまで無名の方がセンターポジションを獲得されましたね。
「じゃんけんは運」だと言いますが、今回の結果は単純に「運」が良かったから内田さんが1位を取れたとは、私は思わないのであります。
天は、いつも楽してる人間、いつもズルばっかしてる人間、いつもナマケ者な人間…そーいう人間にゼッタイ救いの手を差し伸べない、何かしらの絶え間ない努力をしている人間、あるいは強い「想い」や「志」を抱き続けている人間、そーいう人間に救いの手を差し伸べる…これ、私が思うところであります。
「天は自ら助くる者を助く」(by スマイルズ)はず。
そう思って内田さんについて調べました。
そうしたら、やっぱり彼女は天に選ばれるだけの人間だったんだ、と納得しました。
何でも、同期メンバーが次々と正規メンバーに昇格していく中、研究生期間がえらく長かったそうで。歴代でも2番目だか3番目だかのスロー昇格だとか。
まさに「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍んで」刻苦勉励の末、たどり着いた正規メンバーの地だったと。
それと、総選挙1位の大島優子女史に「センターポジション奪取宣言」をしていたそうではありませんか。まさに「意志あるところに道は開ける」という事でしょうかね。
自分はこうなりたい、こうありたい、あの場所にたどり着きたい、というココロザシ。
孔子も松下幸之助翁も稲盛和夫翁も言ってますしね。
「まず想う事」「志を立てること」が大事だと。
目に映るすべての事はメッセージ。
たかがじゃんけん、されどakb。
学びや気付きはどこにでもある。
禅語にもありますしね。直心、是、道場。
素直な心で世と対峙すれば、どこでも、道場たりうる。
単なる「芸能」ニュースである以上の気づきが得られた「じゃんけん選抜」でした。
以上、今月の社説でした。
○ いろいろ感傷兼鑑賞日記
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ボーイズ・オン・ザ・ラン [DVD] |
DVD見ました。
実に痛快な映画でした。好きですね、こーゆーの。
また原作読み返そうかなと思いました。
主人公のタニシ君、あれは自分ですね。
私は、テレクラ行った事はないですが。
かっこいいもかっこ悪いもスタイリッシュもダサさもキモさも超越したところ、突き抜けたところに人の、男の生きる道はあるんです。
随所に主となれば立処、皆、真なり。
確か、臨済録にある栄西の言葉だったかな。
ダサかろうがキモかろうが、今、立っている場所で己が己を尽くし続ければ必ずや輝くものになる。
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佐藤一斎「人の上に立つ人」の勉強 著者:佐藤 一斎 |
また懲りずに佐藤 一斎先生の「言志四録」読みました。
面は冷ならんことを欲し、
背は暖ならんことを欲し、
胸は虚ならんことを欲し、
腹は実ならんことを欲す。
頭脳は、正しい判断ができるように冷静でありたい。
背中は、人を動かせるよう暖かくありたい。
胸は、人を受け入れられるよう虚心坦懐ありたい。
腹は、物に動じないよう胆力を充実させたい。
人間はこのようにありたいものである。
背中が暖かい人間…。素晴しいですなあ。
そうなりたいものです。
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「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは 著者:李 登輝 |
元台湾の総統、李登輝氏の著書。
一人なのだ。たった一人なのだ。誰も助けてくれない。生きるも死ぬも、自分ひとりで立っていかねばならぬのだ。
目の前にあることを、一つずつ誠実に、自己の良心と信念だけに基づいてやりぬいていく。結局はそれ以外にない。
ナンバーガールの曲に「我起立一個人」(ちょっと違ったかな)という曲がありましたよね。
アイスタンドアローンという曲が。
ただ立ち上がって、歩き出して、夢の中ふらついて、よろめいて、行くんだろう。
…ってやつ。
あんまし人に寄りかからずに、己の足で立って歩いていきたいですけどね。
独りでも寂しくないもん。歩いていくんだもん。武士でありますので。
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ポストカード・フロム・ア・ヤングマン アーティスト:マニック・ストリート・プリーチャーズ |
出ました。待望の新作が。
まだ2回しか聴いてないけど。
4枚目、5枚目あたりのメジャー感ゴージャス感バリバリのマニックスが戻ってきました。
過剰にエモーショナルで過剰にドラマチックなマニックスが。
確かに、「ホーリーバイブル」も大好きですけど、こーゆー「ど」がつくぐらいの王道感あふれる彼らの音も大好きです。ど王道な。
他、最近、聴いたモロモロ。
奥田民生、銀杏BOYZ、バースデイ、パーラメント、スーパーフライ、マスドレ。
奥田民生のアルバムが素晴しく良かった。
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