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2010年8月28日 (土)

百不当の一老

8月中旬以降のいろいろ感傷兼鑑賞記録

ファイヴ・オリジナル・アルバムズ

オーティスレディングの1枚目から5枚目までの5枚組。
聴きました。これがソウルミュージックの光と道ですね。
なんといいますか、オーティスのそのソウルフルな声の中にいろんなものが詰まっています。
力強さとか優しさとか哀しさとか喜びとか。

【特典生写真無し】ヘビーローテーション<Type-A>

そしてAKB48のチマタで話題のこの新曲。
めちゃめちゃいいじゃないですか。これ。
あやうく購入するところでした。
テレビとかラジオとかで頻繁に聴くので買わなくてもいいか、と思ってますが。

クイック・ジャパン87

先日、BSでやってたAKBのヨヨギライブというものを見たのですが。
ちょっと軽く感動してしまいましたね。なんかみんな一生懸命で。健気で。一途で。
個々のメンバーに「あなたにとってライブとは?」という問いかけをしていた場面がありました。
「自分が一番輝ける場所」(誰だったかな)
「(自分が)生きてるって実感できる場所」(秋元)
「生きててよかったって思える場所」(柏木)
「命です。」(高橋みなみ)

…とかいう姿を見てて、なんだか自分が情けなくなってきましてね。
「生きてるか、俺?」
「俺が輝いてる場所なんてあるか?」
「命、といえるモノがあるか、オノレに?」
と。自らの怠惰な日常生活に反省を促されるような。いろんな「気付き」を得られたライブ映像でした。

そんなこんなでクイックジャパンのAKB特集号を購入。
アイドル的なるキラキラした表面的な部分ではないもっとヒューマンな人間ドラマ的なる部分に突っ込んだインタビュー、記事、そんな編集がなされているように見えたので。

ブラック・アンド・ブルー#紙ジャケット仕様# 女たち#紙ジャケット仕様#

そんなこんなでまた音楽鑑賞日記に戻ります。
ロッキングオンのストーンズ本を買って以来またストーンズを聴き返している今日この頃です。
こないだ聴き返したのは76年の「ブラック・アンド・ブルー」と78年の「女たち」。
以前は「ブラック~」は結構好きなアルバムだったのに。
久々聴いたら、なんかかったるい。ストーンズ流AORというか。
「メモリーモーテル」とか「愚か者の涙」とか。曲は悪くないけど。なんか「ボズ・スキャッグス」みたいなフンイキ。
「女たち」の方は逆に久々聴いたら良かったなあ。
ストーンズの猥雑な部分とか見境ない部分とか「キープオン三つ子の魂百まで心」(?)とかいろんな要素がまじっててなかなかに楽しいです。

レイト・フォー・ザ・スカイ

これ。ジャクソン・ブラウンの「レイト・フォー・ザ・スカイ」ですね。74年の作品だったかな。
最近の洋楽がなんだかイマイチなので、よく昔聴いてたやつをひっぱりだして聴いてました。昔、といってもたかだか12、3年前。20歳ごろよく聴いてたやつを。
これのタイトル曲が最高に素晴しくってね。「レイト・フォー・ザ・スカイ」という曲が。
しみじみクるメロディといい。聴いてるとなんか遠い目になっちゃうカンジというか。
「黄昏」とか「哀愁」とか。そーいう単語がめっちゃ似合う曲。
9月に出るスーパーフライのカバーアルバムの中になんとこの曲が入ってるという。
是非聴いてみたいですなあ。

JM JM

アーティスト:LOVES.
販売元:バウンディ
発売日:2010/07/28
Amazon.co.jpで詳細を確認する

シーガルスクリーミングキスハーキスハー、の日暮愛葉姉さん率いるLOVESの新作です。これも最近よく聴いてるな。
相変わらずかっこいい切れ味スルドイロックンロールです。
中尾憲太郎氏がベースで参加してます。

Simply Good Simply Good

アーティスト:AYUSE KOZUE




去年出たあゆせこずえさんのアルバム。これまた何気に聴きかえしてます。
ノリのいい曲もありますが、しっとりしたメランコリックな黄昏た感じの曲群が特に好きです。アユセさんのヴォーカルもそーいうセンチメンタルな曲に見事に合ってる感じがしますね。

映像で見る国技大相撲(第16号(昭和59〜61年)) 映像で見る国技大相撲(第16号(昭和59〜61年))

うって変わって今度はこれ。
このシリーズずっと買い続けてますが、今回はこれですよ。
「千代の富士最強時代」編の昭和60年前後。
いやいや、燃えますな。
アントニオ猪木、千代の富士、アイルトンセナ。
私の幼少、青少年期に多大なる影響を与えた3人。
今の自分の人格の一部は彼らによって創られているといってもカゴンではないですね。
北尾とか若島津とか北天祐とか懐かしいなあ。
北尾(双羽黒)がどーしても千代の富士に勝てなくて。わずかな差で優勝を逃してしまう。
当時小学生で千代の富士信者だった自分だけど、北尾の悔しさを考えるとなんだかフクザツな気持ちだったキオクがある。

猪木イズム

そして、これ。「猪木イズム」。すでに絶版になっているこの本を先日ブックオフで発見。
歓喜の購入(笑)

人間は一生の間に何度か闘わなければならないときがある。その時に妥協して敗れるのか、必死で闘った結果敗れるのかでは大きな違いがある。それはその後の自己形成に重大な影響をおよぼすからだ。(BY 猪木イズム)

「修羅の門」という大好きな漫画の中に好きな言葉がある。

「俺だったら闘って敗れたい」

ですな。俺も闘って敗れたいですよ。

死ぬまで、死ぬ一瞬まで輝いていたい。(BY 猪木イズム)

うーむ。シンプルですが深い一言。
石田三成が処刑される寸前の「干し柿」のエピソードを思わせる。
ですな。死ぬ瞬間まであきらめたくないよな。

西郷隆盛語録 (角川ソフィア文庫)

西郷大先生の語録。
今までふれたことがない語録も載っていて興味深かったです。
でもやはり原点はココですな。

人を相手にするのではない。天を相手にするのだ。
天を相手にし、己を尽して人を咎めないようにし、自分の誠の至らなかったところを反省、見極めよ。

これは自分の部屋の壁にも貼ってますが。

 ZEN道元の生き方 「正法眼蔵随聞記」から

これも面白かった。今まで道元本いろいろ読んだけど最も道元の思想がわかりやすく書いてあった。
道元の思想と言っても、難しい事はあまりなく。

雲のごとく、水のごとく生きようぜとか。
我執を離れようぜとか。
代償を求めるな、とか。
ただただ善きことを行なおうぜとか。
「求めるな」とか。
根っからの善人、根っからの悪人なんていなくて、すべては「縁」によって悪にも善にも染まっちまうんだ、だからより善い環境に身を置き、善縁にしたがって生きようぜ、とか。
宝石だって最初っから光ってるわけじゃなくて磨いてはじめて光る、輝く、だから人も同じ。鍛えることによって「仁」になるんだ、とか。

あと印象的だったのが、「百不当の一老」という言葉。
成功、あるいは「やったぜ」という達成感。
それって100回投げて外れたその先の一当だということ。
100回の失敗が、努力が目に見えないところで老熟して、一の成功、当りにつながったというもの。
修行とは怠り無く、継続して行うもの。怠けずに続けること。その修行の連続が「悟り」そのもの。
修行の果てに悟りがある、努力の果てに結果が現れる、というより、修行の中に既に悟りがあり、努力の中に既にすばらしい意義がある、ということか。

以上、今月の感傷に浸りながらの感傷兼鑑賞日記でした。

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