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2009年2月12日 (木)

祖父と幕末

○ 読書日記

吉田松陰 魂をゆさぶる言葉 吉田松陰 魂をゆさぶる言葉

著者:関 厚夫
販売元:PHP研究所

父母から授かった五体を、粗末にしないことは孝のはじまりである。
自立し、善の道を歩き、世に名を揚げることによって、父母の名前を高めるのは孝の最終目標である。

…俺の祖父は約10年前に亡くなった。
脳梗塞のため、言葉も発することができず、2年近く寝たきりで。
その祖父が病を発症する直前ぐらいの時期に、俺に一枚の色紙をくれた。
直筆の。なんか、漢詩みたいなのが書いてあった。
意味はなんとなくわかる感じだったが…。
…この本読んで、びっくり、あの祖父の直筆のメッセージ、吉田松陰の言葉だったとは。
なんだか、10年の時を経て、祖父と再会できたような気持ちになった。
これも、近年、俺が幕末にハマったからこそのこと。
やはり、世の出来事のいろいろは見えないところで、つながってるんだ。

○ 音楽鑑賞日記

フィッチ・ビッチ?(2ヶ月限定スペシャル・プライス) フィッチ・ビッチ?

アーティスト:ザ・ビュー


出ました。待望のセカンド。
久しぶりに発売日を待ちに待って購入した1枚。
スコットランドの若手4人組ですな。
初期のオアシスを手がけたことで有名なオーウェン・モリスがまたプロデュース。
デビューアルバムが全英1位。
同じく、俺内ミュージックアワード07でもベスト10入り。

で、待望のセカンド。
…「ギリギリセーフ」ていうのが、1回聴いた今の率直な感想。
1枚目の何が好きだったかって、そのシンプルさね。
ロックンロールの原石みたいな。
青より青い疾走感ていうか。
2枚目でなんかイロイロ表現欲が出てきて、それが拡散しちまって、とっちらかった感じになりゃしないだろうか、と、少し心配してました。
でも。
ギリギリセーフ。
確かに、ストリングスとか管楽器とか、オーケストラとか、1枚目にはなかったやや大仰な音が入ってた。
けど。
ギリギリセーフ。
曲の良さとか、イキオイとか、少しのやさぐれ感とか、いろんなものが満たされてない感じとか。ファーストで感じた、うん、そこだよそこ!ていう要素、そこは薄れてなかったんで。

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