悲しみの理由
まー、どこの本屋さんでもそーなんでしょうけど…。
児童書の売り場ってぐっちゃぐちゃになるじゃないですか。
まー、手にとって読むのはいいんだけど。
俺は児童書担当してるんですけどね、ええ。
俺ですね、基本的に、うちの店内にある本って全部、自分の子どもだと思ってるんです。
で、そんな児童書売り場の崩壊ぶりを見るのが毎日悲しくて悲しく仕方ないのです。
ぐっちゃぐちゃにされて、中にはページ破られてる本もあるし。
子ども連れて店に来る親御さん方に言いたいよ。
「うちの子(本)に何てことするんですか!!!!」
はっきし言ってこれ、いじめですよ。
本に対する。わが子に対する。
破られた本が泣いてるの、聞こえないのかな。
俺には聞こえるけど。
まー、俺、独り身だし。子どももいないし。
子育ての何たるか、なんてZENZEN知らないけど。さ。
もし、将来、人の子の親になる事があったら、わが子に教えてあげたい。
「本くんがね、おうちに帰りたいよーって泣いちゃうよ。ちゃんと、もとにあった場所、その本くんのおうちに戻してあげてね、おうちに帰してあげてね」
ってね。
使ったものは元に戻しなさい、という指導じゃなくてさ。
全てものには帰るべき場所、「おうち」があるんだよ、と。
そこに帰してあげてよ、と。
人間だけじゃなく、モノにもやさしくしてあげてよ、と。
本くんにも、お洋服ちゃんにも、ランドセルくんにも、鉛筆ちゃん、消しゴムくんにも。
全てにやさしく、と。
そのほうが、本くんも、お洋服ちゃんも(以下省略)、幸せになれるから、
ってね。
なんてゆーか、いたわり、ですよ。いたわりのKOKORO。
ダライ・ラマさんが著書で語ってた「思いやり」のKOKOROですよ。
まー、自分がそんないたわり心に満ちた人間だなんて思わないけど。
それを意識するのは大事なことだろう。大人も。子どもも。
♪音楽鑑賞日記♪
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Heaven’s Kitchen Bonnie Pink |
今日はあの頃のボニーピンクさん聴いて寝ます。
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