いつも心に「はっぴぃさん」
今日の休憩時間に読んで、ほんわかしたKIMOCHIになった絵本。
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はっぴぃさん 著者:荒井 良二 |
子どもの本のノーベル賞ともいわれるリンドグレーン賞を受賞した荒井良二さんの作品。視覚的に黄色の色使いが、ほどよくまぶしくって、とってもポカポカしたあったかい気分にさせてくれます。
「ぼく」と「わたし」は困った事や願い事を聞いてくれる、山の上の大きな石の上にときどきやってくる「はっぴぃさん」に会いに山を登ります。
いつものろのろの「ぼく」の願いは…のろのろじゃなくなるように!
いつもあわてんぼうの「わたし」の願いは…あわてなくなるように!
そんな二人が山に登る道の途中で出会い、山の上でお互いにお話します。
「あわてるのは なんでもいっしょうけんめいだからだとおもうよ」
「のろのろは なんでもていねいだからだとおもうわ」
結局、はっぴぃさんは来ませんでした。でも太陽を見て二人でお話してるうちに、なんだか、ふたりともはっぴぃさんに会えたような気がしました………というお話。
この絵本でいう「はっぴぃさん」って何?誰?表紙の鳩?黄色い太陽?山の上のでっかい石?解釈は人それぞれだと思うのですが、「はっぴぃさん」はひとりひとりの人間の心の中にいるもの、あるもの。人の良いところを認めてあげたり、見つけてあげたり、気付いてあげたりする心。良いところを認めてもらって、誰かに自分の存在を気付いてもらって、嬉しいっ、幸せっ!って感じることができる心の動き…そーいうものの総称、みんなの心に宿っているやさしい気持ち、それが「はっぴぃさん」の正体なんじゃないかな、とそう感じました。
昨日のこのブログの記事、ブラフマンのライヴ見て、俺もストイックに生きる!とか心に誓ったけど。
「はっぴぃさん」が自分の心にもやってきますように!やさしくてストイックに。「いつも心にはっぴぃさん」ってつぶやきながら、明日からまたがんばろう、この絵本読んでそう思いました。
さて、明日は久しぶりの早番。早起きしなきゃ。オアシスのベスト聴いて寝ます。
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